第20回東京フィルメックス「水の影」

東京フィルメックスコンペ作品「水の影」(インド/サナル・クマール・シャシダラン監督)を鑑賞。

一人の痩せた青年が幼馴染らしき娘をインドの田舎から都会に遊びに連れていく。都会までの長い道のりを、大柄な青年のボスのジープで連れて行くが、娘は顔も知らない”ボス”に不信感を抱く。都会につきデートをする二人だが、いつしか夕暮れとなり、村では娘が黙って都会へ行ったと知った母親が激怒していると知り、泣き叫ぶ娘を強引に安ホテルに泊める。そこでボスは娘をレイプし・・。

冒頭から、インドの霧深い山奥の曲がりくねった車道をジープのヘッドライトが照らす強い映像が目を引きます。 インドの女性を取り巻く過酷な環境を描いたという物語は、登場人物が泣き叫ぶ姿に終始し、物語の高まりに乏しい感がありますが、 ドローンを活用した映像、川辺や滝を捉えたショットなど、画面の緊張感はただならぬものがあります。絶対に泊まりたくない安ホテルの風情など、眼を背けたくなるシーンもありますが、普段の映画選びでは出会えそうにないこのような作品に接するのも、映画祭の楽しみのひとつです。

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