2017年10月31日 / 最終更新日 : 2018年12月30日 Dominique Mita 日本映画 東京国際映画祭その5 松岡茉優と「勝手にふるえてろ」 前略 松岡茉優 様 あなたの本格的な初主演映画と言っていい今作を、東京国際映画祭のプレミア上映で鑑賞しました。上映後のQ&Aで、プロデューサー氏は「ガールズムービーにするつもりは無かった」と語っていました。女の子 […]
2017年10月30日 / 最終更新日 : 2017年10月30日 Dominique Mita 東京国際映画祭 東京国際映画祭その4 「さようなら、ニック」 普通ではあり得ないような関係の人物同士の同居生活は、それだけで映画になるシチュエーションです。今作では、題名にもなっている一人の男性ニックから離婚を切り出された現在の妻ジェイドと、彼女が20年ほど前に略奪婚の形で奪った元 […]
2017年10月29日 / 最終更新日 : 2017年10月29日 Dominique Mita 東京国際映画祭 東京国際映画祭その3 「アケラット-ロヒンギャの祈り」 「ナポリ、輝きの陰で」「シップ・イン・ア・ルーム」に続いて、今作もまた随分と寡黙な作品です。余りセリフを喋らせないのが現代映画の潮流なのでしょうか?一見するとアイドルのような容姿のダフネ・ローが演じる主人公が魅力的で目が […]
2017年10月28日 / 最終更新日 : 2017年10月28日 Dominique Mita 東京国際映画祭 東京国際映画祭その2 「シップ・イン・ア・ルーム」 線路を歩く人影を捉えたカメラがゆっくりとトラックバックして行く。カメラはそのままトンネルへと下がり、トンネルの入り口から射す光がだんだんと小さくなって、やがては星のような光源となる。オープニングはとても期待させる素晴らし […]
2017年10月27日 / 最終更新日 : 2017年10月27日 Dominique Mita 東京国際映画祭 東京国際映画祭その1 「ナポリ、輝きの陰で」 10月25日から始まった、第30回東京国際映画祭。昨年観た何本かがとても面白かったこともあり、今年はコンペティション参加作品を中心に出来るだけ観ることにしました。 一本目は、イタリアのシルヴィア・ルーツィ、ルカ・ベッリー […]
2017年10月22日 / 最終更新日 : 2018年11月1日 Dominique Mita 外国映画 ここではないどこか チャロ・サントス・コンシオと「立ち去った女」 前略 チャロ・サントス・コンシオ 様 昨年のベネチア国際映画祭で金獅子賞を獲ったラヴ・ディアス監督の日本初上陸作「立ち去った女」。私はこの監督の作品を観るのは初めてですので、この怪物的映画作家と喧伝される監督を半ば品定め […]
2017年10月15日 / 最終更新日 : 2018年12月30日 Dominique Mita 日本映画 女の面構え 木下あかりと「あゝ、荒野 前篇」 前略 木下あかり 様 面(つら)構えという言葉は、普通は男に使うものですが、女性にも当てはまるようです。この「あゝ、荒野」のあなたを観て、そんなことを考えました。生き様や覚悟が出ている顔のことですが、今作の、多少手荒なこ […]
2017年10月10日 / 最終更新日 : 2022年6月25日 Dominique Mita 日本映画 ライトなスポ根 西野七瀬と「あさひなぐ」 前略 西野七瀬 様 私は乃木坂46のメンバーを誰一人知りませんし、原作漫画の存在も知りませんでしたのでこの作品を語るのに最も相応しくない人物かも知れません。それでも日曜の朝からわざわざ今作を観に新宿まで出掛けたのも、監督 […]
2017年10月9日 / 最終更新日 : 2017年10月9日 Dominique Mita 日本映画 日常の中の色香 初音映莉子と「月と雷」 前略 初音映莉子 様 疑似的家族の物語は創作の定番モチーフとでも言うべきもので、映画でも過去数多く描かれてきました。ヴィスコンティの「家族の肖像」、イーストウッドの「グラン・トリノ」他諸作、宮崎駿の「ハウルの動く城」だっ […]
2017年10月8日 / 最終更新日 : 2021年2月9日 Dominique Mita 日本映画 メロドラマに良識は必要か?有村架純と「ナラタージュ」 前略 有村架純 様 「ナラタージュ」はメロドラマとして撮られています。壁ドン映画などと揶揄される、ティーンタレントが出演する青春恋愛映画とは一線を画するものであり、20代も半ばのあなたには相応しい題材と言えるでしょう。私 […]