第33回東京国際映画祭「足を探して」

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ワールド・フォーカス部門「足を探して(台湾/ チャン・ヤオシェン監督)」を鑑賞。

冒頭、観客に理由を明かされぬまま、足を切断することになる男性と、その妻が登場。術後の経過が思わしくなく、そのまま男性は死亡してしまう。妻は、切断された足も一緒に火葬にしようと病院に尋ねるが、何故か足の行方がわからず・・。妻の、切断された足を探して奮闘する姿に、それに至る経緯が回想されていく、コメディタッチの作品です。

妻役を演じるのは、 グイ・ルンメイ。 最近でも「鵞鳥湖の夜」でミステリアスな娼婦を演じていましたが、この作品の方がずっと活き活きとして魅力的に見えます。コメディと言っても、台詞やアクションで笑わせるというよりもシュールで奇妙な展開が笑いを誘うのであり、不条理劇と言ったほうが近いかも知れません。根底には夫婦間の相互理解というテーマが見て取れ、極めてパーソナルな題材に不条理な味付けを加えた、一風変わったエンターテイメント作品です。監督はこちらもとても見応えのある台湾の家族ドラマ「ひとつの太陽」の脚本を手掛けたチャン・ヤオシェン。今後も注目すべき才能です。

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